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変な夢を見るわ、警察に捕まらないか心配だわで、少々ストレスを感じているけど、気を取り直して出勤だ。
車のドアを開いて中に入り、運転席に腰かける。
ドアを閉め、エンジンをかけようとしたその時――
「――!!」
ルームミラーに人の顔が映っていた。
その顔は俺のものではない。
若い女性のものに見えた。顔色は青白く、死人のような印象を受けた。
俺は不健康な生活を送っていて、確かに顔色はたいして良くないが、ここまで青白くはない。
一体誰だ!? 不審者が入ってきたのか?
そう思いながら振り向いて、後部座席の方を見ると、誰もいない。
昨日あんなことがあったせいだ。忙しくて疲れているせいだ。
俺はそう考えて、車のエンジンをかけ、マンションの駐車場を後にした。
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