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と感想を溢した矢先に、空閑のものが腹の中でより大きく……なったような気がした。
受け入れているそこは、もうすでに精一杯で博臣は「う……」と苦しげな喘ぎを漏らした。
空閑が挑発的な笑みを見せる。
「さあ……どっちだと思う?」
「え、ほんとに、つけてるのかっ?」
蒼白する博臣を宥めすかすように、空閑は唇を塞ぐ。
舌の裏の弱いところに、舌先についたピアスをぐいっと押し当てられ、思わず侵入してきた舌を甘噛みしてしまった。
「さすがにつけてねぇよ。ヤの人じゃないんだから。でも、ついてると思ったんだ?」
「ん……んっ……!」
「なあ、俺のそんなでかいって感じる? 動かしてあげるからさぁ、どうなのか教えてよ」
少し揺さぶられただけで、頭が真っ白になり何も答えられなくなる。
空閑だって博臣と同様に余裕なさげな表情をしているのに。
そんな顔を見ると、入っている空閑のペニスを余計に食い締めてしまう。
「二択じゃん。どっち?」
「あ、あ……きい」
「博臣さん。何て言ってんのか聞こえない」
「あ……おおきい。空閑くんの……」
恥ずかしくて、泣き混じった声になる。
空閑が博臣の名前を口にしたことに、そのときは気付かなかった。
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