ハンゲツ王国について

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ハンゲツ王国について

 ハンゲツ王国は、世界の西方にある小さな島国だ。首都はイシヅミ町の、ツキノハマである。  イシヅミ町は、ブドウ酒の醸造(じょうぞう)が盛んだ。西側のスギ村との間には、キンキラ銀山がある。  スギ村はスギの木材が豊富だけでなく、イシヅミ町と同様、銀貨や様々な宝飾品が造られている。    スギ村と隣の二つの村の間には、トゲトゲ山脈がある。スギ村と最北のヒノキ村の境には、王国内で一番高い、ギザギザ山がそびえ立っている。  ヒノキ村には、名前の通り、質の良いヒノキが非常に多く生えている。  また、ギザギザ山の中腹には、サラサラ川の源流がある。川はイシヅミ町まで続いている。  川の下流には、季節ごとに色々な野花が咲き、人々の(いこ)いの場となっている。  そして、ヒノキ村の下方にあるケヤキ村には、巨大な公共の温泉施設がある。遠くのイシヅミ町からも、日帰りで温泉に行く者も多いそうだ。
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