sara

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透明な空が遠ざかる。 そこに必死に手を伸ばす。 あぁ、もうすぐもうすぐ。 光る天へ必死に藻掻いて、がむしゃらに手を伸ばした。 しかし、悪寒がする。振り返る。そこには深い深い闇のような黒の世界。そしてそこからはっきりと見えるのは一つの手。それが俺の足を掴んだ。 驚き口が開くと大量の泡が。 そのまま手に引きずり込まれて意識が消える。
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