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児童館の職員は市役所職員の仕事だったのだ。
彼は中学生時代に野球部員だったことを知られると、児童館の野球部の指導をすることになった。
気がつくと監督、と彼は呼ばれていたのだ。
児童館の野球部の練習は毎日ではなかった。
一か月に三回から四回だけしか練習しなかった。
小学校の校庭は毎回使わせてもらえないので、児童館の庭の斜面で練習していた。
主に守備の練習をしたのだ。
打撃は自主トレが主だったが野球はバットを使うので危ない、ということが意見として出されて、野球部は廃れはじめた。
他のチームと試合をしても勝ったことはなかった。
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