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僕の宿題がイベントになるんだ…。
そんな事、夢にも思ってなかった僕は、嬉しいと思った。
でも、さっき反対するような事を言ってた人達はどう思うだろう…。
僕が怖くて、ちょっとドキドキしてると、後ろから反対してた人達の声が聞こえてきた。
「まあ…リーダーがそう言うんならな」
「たまには、そういう時間が有っても良いか」
「せっかくだから、楽しむとしますか!」
良かったあー!
皆、解ってくれたみたいだ。
僕は緊張してたのが一気に取れてヘナヘナと椅子に座った。
「他プロジェクトのチームリーダー達には私から話しておきます。それでは今日は、これで解散です」
リーダーさんが帰りの会の言葉を言って、皆ゾロゾロと部屋を出て行く。
僕は、ちょっとの間、喜びに浸っていた。
そんな僕のところにリーダーさんと小川せんせぇが、やって来た。
「良かったわね、山村くん!先生も楽しみにしてるわ!」
「せんせぇが賛成してくれたお陰です!」
「いいえ、それは違うわ、山村くん。最終決定権はリーダーに有るもの。…そうですよね、リーダー?」
せんせぇが僕からリーダーさんを見た。
「まあ確かに小川さんの意見も参考になりました。…山村くん。当日の司会進行は貴方に任せます」
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