プロジェクト、発動

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「ええっ?!僕に出来るでしょうか…?」 僕は不安になってきて、リーダーさんと小川せんせぇを順番に見た。 リーダーさんが大きく首を縦に振る。 「イベントの発案者は貴方です。私もフォローしますので、自信を持って進行して下さい。予め台本を用意しておくと良いかもしれません」 「ダイホンって何ですか??」 「山村くんがイベントの時にお話する言葉を書いた物よ?」 せんせぇが解り易くお話してくれたから、僕の頭の中にダイホンの意味がスンナリ入ってきた。 皆が楽しくて、スンナリ進む言葉を考えてこないとなぁ。 僕は博士からヒントを貰う事も考えたけど、何回も頼っちゃいけない気がする。 まだイベントの日まで時間があるから、今度は自分だけの力で考えてこよう! 「解りました!ありがとうございます!」 僕は2人にお礼を言った。 「そんなに緊張しなくても、貴方自身がどうイベントが進行したら楽しめるかを基準に書いてみると良いですよ」 確かに僕が楽しくないと皆も楽しくないような気がした。 僕は緊張がちょっと小さくなって今度は笑顔になれた。 「はい!僕も皆も楽しく過ごせるイベントにします!待ってて下さい!」 「うん、良い笑顔ですよ。貴方なら有意義なインスピレーションが思い付けそうですね」
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