プロジェクト、発動

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リーダーさんと小川せんせぇに元気付けてもらった僕は直ぐにダイホン作りを始めた。 すると、ガヤガヤと保と鈴木くん、香澄ちゃんが部屋に戻って来た。 「山村先輩、何をされているのですか?」 鈴木くんが優しい目で僕を見た。 「今度、他のプロジェクトの人達も入れて、皆で僕が考えたイベントを楽しむんだ!そのダイホンを書いてるの!」 「イベント?!楽しそうね。どんな事をするのかしら?」 香澄ちゃんもワクワクした様子で話に入ってきたから、僕はイベントの内容をお話した。 「お互いの自己紹介をしたり、これまでしてきたことを話したり、お互いの好きな事や趣味について話し合ったりする時間を皆で過ごすんだー」 「それは是が非でも参加させて頂きますね」 鈴木くんが笑顔で言ってくれる。 香澄ちゃんも、首を縦に振った。 「私も参加するわ。植物栽培のことを説明したいし」 だけど、肝心の保は話に入ってこない…。 「保も参加するでしょー?」 僕は目をキラキラさせて訊いたけど…。 「俺はパス」 ひと言で断られちゃった…。 「大体、全員が参加したら人数が半端ねーだろ。こういうのは大体、任意参加じゃねーのか?警備の人員も少なくなるだろうしな」 「山村先輩のせっかくのイベントですが、千夜くんの言う事も一理ありますね…」
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