19人が本棚に入れています
本棚に追加
/14ページ
「妖精さん、私とお友達になってくれない?」
「え、友達? そんなことでいいの?」
「お友達になって、クロがなにを言っているのか私に教えてほしいの。妖精さんがクロとカメレオンとお話ししてるのを見て、羨ましくって。ダメ?」
「ダメじゃないわ。でも、それじゃあなたのそばにずっといないといけないじゃない。この黒猫と話がしたいなら……ねぇ、黒猫をアタシに近づけてちょうだい」
ハンナは言われたとおりにクロを妖精に近づけました。
すると、妖精がクロの口にキスをしました。
「友達だから特別! これで、黒猫と直接話ができるわよ」
「本当!? 妖精さん、ありがとう! ねえクロ、なにかお話ししてみて?」
ハンナはクロと向き合って、クロが話すのをワクワクしながら待ちました。
クロがなにを話せばいいのか迷っていると、カメレオンが言いました。
「一番伝えたいことを言ってみろよ」
クロはこくりとうなずきました。
![9c7e27c7-2a65-43fa-80c5-bace092d4b40](https://img.estar.jp/public/user_upload/9c7e27c7-2a65-43fa-80c5-bace092d4b40.jpg?width=800&format=jpg)
![9c7e27c7-2a65-43fa-80c5-bace092d4b40](https://img.estar.jp/public/user_upload/9c7e27c7-2a65-43fa-80c5-bace092d4b40.jpg?width=800&format=jpg)
最初のコメントを投稿しよう!