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「どうするんだ?」
静かに妖精を眺めながら、カメレオンがクロに問いかけました。
「あんたなら黒いから、闇にまぎれて妖精に見つからずに、ベルを取り返せるだろ」
「僕なら、取り返せる?」
クロは胸をドキドキさせながら、言いました。
「ああ、今この森にいる猫で取り返せるのはあんただけだろうな」
「僕だけ……うん、取り返したい。ハンナと村のみんなのために」
「いいね~、その心意気! おいらも手伝ってやるよ!」
クロはカメレオンと一緒にベルを取り返す作戦を考えました。
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