21人が本棚に入れています
本棚に追加
クロとカメレオンは、妖精が眠るのを待つことにしました。
しかし、妖精はベルを磨いたりベルの置き場所を変えたりと、なかなか眠りそうにありません。
そのうちクロの方が眠くなって、あくびが出ました。
「おい、少し眠っておけよ。妖精が寝たらあんたを起こしてやるからさ」
クロは見張りをカメレオンにまかせ、少し眠ることにしました。
クロがハンナの夢を見ていると、カメレオンの声が聞こえました。
「おい、起きろ。ようやく妖精が眠ったぞ」
妖精のいる場所を見ると、妖精はベルのそばで柔らかい葉っぱを敷いて眠っていました。
クロは静かに近づいて、ベルにそっと前足を伸ばしました。
最初のコメントを投稿しよう!