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翌日の豪雨は嘘のように消え失せ晴れ渡っていた。 しかし、水害によって街は水没し消防員はあちらこちらにゴムボールを浮かべ特定の人を救助し、死体となって浮いている人を掬っていた。 僕が彷徨っていた地下通路はゲリラ豪雨によって冠水し多くの人が死んだのであった。 僕は地下通路9番出口付近で発見された。 僕は地下通路入り口に入りかけた時ゲリラ豪雨によって流されたのであった。その時ゲームクリエーターになる願望が僕の心を支配し幻覚が現れたのであった。そこで見た蒼白い顔した老人は僕がホラーゲームとして描いていた人物であったのだ。そして水玉のワンピースを着た女は豪雨によって描かれた大量の雨水であり、その雨水によって被害を受けたのが頭が割れた何体もの人なのだと。唯一真実なのは過去起きた悲しい事故、小学3年の時、友達がマンホールに吸い込まれ行方不明になったことであった。 僕は後悔していた豪雨を甘く見ていた事を。そしてうつ伏せで浮いていた僕をやっと見つけた消防員は掬い上げゴムボールに乗せたのであった。 ゴムボートに乗せられた僕は何故か穏やかな顔をしていた。 僕は病院に収容され手当を受けたが、しかし体内に多くの雨水を吸い込んでいた事から僕の体が肥大し体内の臓器は機能せず昏睡状態であった。そんな状況を父親と弟が僕を看取っていた。僕は昏睡状態の中、夢を見ていたその夢はヒーローになることであった。そうだあの時マンホールに吸い込まれ行方不明になった友達と将来の夢を語り合っていた。その夢は悪い奴らをやっけるヒーローになることだと。僕は友達と僕が考えたキャラクターになり悪い奴らを倒している夢であった。そして最後に友達が夢枕に立ち「ここで終わったらダメだよ!僕の分まで生きて」僕はその言葉に涙していた。 そして僕は目を開き奇跡的に息を吹き返したのであった。 終
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