繰り返し
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「いっくん、何してんの」 「...蟻の行列」 「蟻?それを見てるの?」 「うん」 小学生。 いっくんは2年生の時に転校してきた不思議な子だ。 クラスでも少し浮いており、友達なんていない様子で、いつも一人でいるところをよく見かける。 花壇の隅をじっと眺めているいっくんは、俺のことなんて気にするそぶりもなく視線すら寄越さない。 そんないっくんに、俺は今日も懲りずに構いに行く。
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