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驚きと恐怖
真っ黒だったのだ。
光を飲み込み、さらには全てをも飲み込んでしまうような黒。それはル・ネロと言う画家の第二作目に描いた作品で、作品名は
「安心」というものだった、今考えると正直安心とはかけ離れているような物だった気もするが、当時はそんな事も気にならないくらいに見惚れてしまっていた。20分くらいだろうか、はっと現実に戻り逃げるようにホテルに戻った、ここまで人を魅了できる作品が少し怖くなったと言うのが正直な感想だった。
ホテルにいる時も後日美術館に行っている時も頭から離れなかった安心と言う作品。結局頭から離れないまま帰る日を迎え、飛行機に乗ってる時も空港に降りた時も頭から離れないまま、自宅に戻り携帯電話で調べてとても驚いた。
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