業火

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業火

あなたを愛した償い どうやっても償いきれない 私が犯した最大の罪 愛さなければ 知らないふりをしていれば 傷付ける事も 傷付く事も無かった 何故… どうして… 「本気で愛したのだろう」 愛なんて… 愛ほど不確かな物はない そんな事わかっていたはず それなのに… 愛してしまった 愛してはいけない人 愛すれば傷付くのもわかっていたはず それでも… どうしても求めてしまう 愛されたい… 愛し合いたい… そんな想いをずっと抱えて 毎日泣いた あなたの名前をずっと呟きながら… 私があなたを愛したのは 間違っていた 叶わないと思ったなら すぐに離れるべきだった それが出来なくて あなたを傷付けた もうこれ以上あなたを傷付けたくない だから… 私の心は 私の想いは 業火に焼かれるべき それが… あなたを愛した私の償い 業火に焼かれれば 何も残らない そして… もう二度と誰かを愛さずに済む あなたへの愛が最後… 業火に焼かれながら 燃え尽きてしまうその瞬間まで あなたを… 「愛してる」 と何度も叫ぶ…
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