313人が本棚に入れています
本棚に追加
「なになに、デートの約束?」
「違いますよ」
先輩が
茶化すようにそう聞いてきた。
「え、付き合ってないの?」
「悠太は私の幼馴染で、私たちはそういう関係ではないですよ」
つい最近まで
悠太には彼女いたし
それに悠太の
歴代の彼女たちの顔全員知ってるし
もはや
私にとって悠太の存在は
いつでも隣にいて
隣にいるのが当たり前で
最近では悠太へと
家族に近いものを感じるようになっていた。
「彼の方はわかんないわよ〜?」
「ないですよ。じゃあ、私、備品の在庫チェックに行ってきますね」
まだまだ
何か言いたげな先輩の話を
強制的に終わらせた私は倉庫へと向かった。
.
最初のコメントを投稿しよう!