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次の日。
「送ってくれてありがとう」
会社の前まで
車で送ってくれた亮平くん。
昨日は
あのまま家には帰らず
亮平くんのウチに泊まることになり
ベッドの中で寝る直前まで
手を繋ぎ色々な話をしていくうちに
腕枕されてすぐ近くに感じる体温と
規則正しい心音がいつのまにか私を眠りへと誘っていた。
「じゃあ、亮平くんお仕事頑張ってね」
車から降りて
運転席へと
移動してそう伝えれば
グッと
後頭部を押され
彼の元に引き寄せられ
私の唇へと触れるだけのキスを落とした亮平くん。
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