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「何か良いことあった?」 「え?」 仕事をしていると 隣の席の先輩がそう聞いてきた。 「朝から機嫌良いから何か良いことあったのかなと思って」 「え、なにもないですよ?」 「ふぅん」 もしかしたら 幸せすぎて 顔が緩んでたのかもしれない。 好きな人と 両思いになることが こんなにも幸せなことを 私自身身をもって実感することで 改めて 今の私たちがあるのは 当たり前ではなく 沢山の奇跡の積み重ねだってことに気づいた。 2人の時間軸が 少しでもズレていたら 今の私たちの関係は成立していなくて 会いたい…… 彼のことを 考えているだけで ついさっきまで一緒にいたのに もう彼不足で亮平くんに会いたくなっていた。 .
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