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「ねぇ、悠太、私……い、痛いっ!」
グッと
痛いくらいに
腕を掴まれて顔が歪む。
「悠太、離し」
「好きだ」
「え?」
「ずっとお前のことが好きなんだ。お前が俺のこと気が合う幼馴染としか見てないの知ってたから言えなかった……でも、それが原因でお前を取られるくらいなら俺は覚悟を決める。凛子、俺はお前が好きだ。」
悠太から
聞かされたのは
にわかに信じ難い言葉。
でも
悠太の表情は
真剣そのものでしかなくて
「じ、冗談でしょ?」
「……冗談でこんなこと言わない。」
「だ、だって、悠太今まで彼女いたじゃない」
……お願い。
いつものように
冗談だって笑いながら言ってよ……
でないと
このまま話を聞くと
私たちの関係は壊れて
今までのような関係には戻れない気がする。
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