先を見過ぎない

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父のコネで働いている。 そうでなければ 私みたいな使えない奴は どこも雇ってくれないだろう。 不安げな私に父は 「父さんの目の黒いうちは、 何にも心配いらないよ。」と言ってくれるけれど、 父に限らず、 人間は必ず死ぬ。 その時私はどうなるんだろう。 …考えても仕方ないや。 今、会社で与えられている雑務を 一生懸命やろう。 そうすれば 残された時間で 『使える奴』になれるかもしれないし。
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