心くるくる

じいさん
揺れる
まえ　うしろ
ひだり　みぎ
くるくる回る　
揺れて　ふらふら
くるくる回る
後にいた　わたし
見続けて
目がくるくる　止まらない

じいさん　揺れて　ふらふら　続く
それでも　倒れない
横に　ばあさん　手を繋ぎ
サポートしてたから

じいさん　酔って　ふらふら
ばあさん　支えて　がっちり

二人の絆　感じて
いつしか
心がくるくる　遥か彼方

いつも黒い服を着て
まるで喪に服しているかのように
沈んだ心
ずっと　ずっと
抱えていた

強がりの
ひとりぼっち
支えてくれる人
待ち続けて　いたんだね

ひとりぼっちもいい
沈まないで
誰かそばにいたら　それもいい
受け入れて

黒い服に
ほんの少し　差し色を入れて
薄水色　顔映り　
明るくなった

少しずつ　明るい色
身につけて

心くるくる
本来の　わたし
目を覚まして

黒い服に
アクセント
自信溢れる
わたしが　そこにいる