おまんじゅうパニック！！！

あの声が聞こえる。
「おまえ……か」
『そうだ！俺はなぁ、食わず嫌いする奴が嫌いなんだ！！だから克服する為に術をかけて食わせるんだ』
術ってなんだよ。
まぁ、いいけど。
「ふーん。まぁ、実際に美味さを知れたからいいんだけどさ。ありがと」
『ほう。感謝されるのは初めてだな。お前、本当にいいやつだ』
いや、褒められることでも無いけど……。
『とにかく、お前は合格だ！！』
「お、おう……。なあ、もし食えなかったらどうなってたんだ？」
『知らなくていいこともある』
言って、声は消えた。