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「……おやすみ、セリア。ゆっくり休むんだよ」
「おやすみ、セリアちゃん」
「うん、おやすみサーシャ、ドローテさん」
その日の夜のこと。
挨拶を交わし、それぞれの部屋へと向かう私達。私は一人――そして、二人は一緒の部屋へと。そんな彼らの去りゆく背中に、ズキリと胸が痛くなって。
……やっぱり、好きなのかな。……いや、まだたったの……うん、そこまでではないはず。……でも、ひょっとしたらそれも時間の問題。だから、その前に――
――それから、一週間ほど経過したある日のことだった。卒然、目を疑うような光景を目にしたのは。
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