瑠奈の日記

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********************* ×月×日 昨日はいつもより早くベッドに入った 薬も飲んだし、ずっと家で寝てた でも、朝起きることができなかった 奈帆が家まで来てくれた また太陽との約束の時間に遅れた それなのに太陽は、しょうがないなーって感じで怒らない 「走ろう」と言って手を出してくれたけど、走れない 走ることはできない 嫌われるようなことを言って太陽と別れた 奈帆が偶然を装って太陽の様子を見に行ってくれて、電話をくれた 「別れるつもりなんて全然なさそう」 奈帆が教えてくれた 太陽と映画が見たかった 太陽にずっと嘘をついている 奈帆にもいっぱい嘘をつかせてる 全部わたしのせい ********************* 太陽はずっと奈帆のことを変な女だと思っていた。 やたらと瑠奈の悪口を太陽に吹き込んできて、太陽と瑠奈を別れさせようとしているくせに、太陽のことが好きというわけでもなく、瑠奈の悪口を言いながらも、どこか悪いやつの匂いみたいなものがしなかった。 奈帆は、言いたくもない瑠奈の悪口を言っていただけだとわかったら、その態度の全てに納得がいった。
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