青い星
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私はふと死刑を執行する際に押すスイッチのことを思い出した。 あのスイッチも、こんな感じだった。間接的に誰かの命を左右することが出来る。だが、あのスイッチを押すときには選択を迫られることはなかった。仕事だから、ただ押すしかなかった。生きる為には仕方がなかった。――今眼前にある問題と比べて、あのスイッチを押すことはどれほど簡単なことだったか。 青い星は瞬いていた。私は、最後の死刑を執行した。
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