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陽炎の連歌師
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「生きる意味、それを見つけるために今を生きている」
舞台は戦乱の世。自らを連歌師と称する鴇羽蘇芳の、過去と仲間と今の物語。
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▽特集掲載していただきました✨▽
【あらすじ】
時は室町時代中期――京の都が応仁の戦火に包まれていた頃のこと。房総半島にある安房国の隣国「色沢国」に、一人の男が足を踏み入れた。彼の名は鴇羽蘇芳。その正体は「連歌師」という、連歌を詠んで旅をしていく者だった。
「歌を連ねて詠う、それが連歌。同じ歌から始めても、それを継ぐ人が変わる度に、歌も全く違うものになる――――まことに面白き世界です」
蘇芳が色沢国で出会ったのは、琥珀色の瞳を持つ少女・琥珀。心のうちに青い炎を秘めた若侍・真田佐紺、そして気弱な若様・神門三郎末継――。色とりどりな人々を巻き込み、物語は加速していく。
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曲亭馬琴の『南総里見八犬伝』が大好きなのですが、舞台はそれこそその時代の房総半島。
主題は歴史の渦の中を生きた名もなき人々の細やかな物語、ですが……実は日本の伝統色を裏テーマとして、登場人物設定からプロットまで色を意識しながら展開しています。
蘇芳色、琥珀色、紺色。
どれも素敵な色ですよ。
https://estar.jp/novels/26185623
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