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隼人「はぁぁぁ......良かった。冬斗、よくやっ、た......?」
冬斗の労いの言葉をかけようとすると、冬斗が震えていた。
近くには大きな白い犬がいた。
冬斗「犬....怖い......」
先程の震えは犬であった。
隼人「そういえば、冬斗は犬が苦手だったな」
隼人は怯える冬斗を見て苦笑いする。
冬弥「すまない、実は、獣医をしていてな。その子は預かっている子なんだ」
獣医という言葉に3人は興味を惹かれる一方、
隼人は少しの違和感を感じた。
隼人「獣医さんなんですね。冬斗の話だと、冬弥さんのお父さんは音楽家らしいですが」
冬弥「勿論、俺も音楽をやっている。鍵盤楽器(ピアノ)くらいなら少し弾けるはずだ。
.......だが、音楽の世界に両足をつっこんでいるのは、彰人の方だな」
彰人。その名前を聞いて隼人の目の色が変わった。
隼人「冬弥さん、彰人さんの事知っているんすか.....?!」
知歩「はやくん落ち着いて!せめて、机から降りてっ」
隼人「..........悪ぃ、気持ちが上がりすぎた」
前のめりになりすぎて、隼人は身体を机に乗り出していた。
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