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一方、冬弥の服は和装だ。確かに、洋装では浮いてしまう。
知歩「じゃ、じゃあどうすれば......!」
不安でいっぱいになった知歩の心を見透かすかのように、冬弥は優しい声で言った。
冬弥「明日、服作りが得意な俺の知り合いが此処に訪問してくるはずだ。その時に頼めばいい」
一音「なるほど.....」
4人の中で安堵の雰囲気が漂う。しかしまだ断念はある。
隼人「でも、今日はどうするんです?俺たち泊まる所か寝床すら寝巻すらないし」
冬弥「それも大丈夫だ。今日は.......未来に戻れる手段が見つかるまでは、暫く住んでくれ。俺の補助をしてくれる看護婦さんの服や、俺の着なくなった服があるからな
人の着た服が厭ならば新品の服でも貸すぞ」
冬弥はそう付け足して、4人の不安を消した。
知歩「ほ、ほんとにいいんですか?」
冬弥「此処は広いが俺は1人で暮らしているから、少し寂しさを感じていた。少し騒がしいくらいなら大歓迎だ。
それより、冬斗の犬嫌いだが.....」
冬斗「大丈夫です。あまり、超過敏反応(アレルギー)がある訳ではないですから」
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