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こはる「小豆沢こはるっす。よろしくっす、家庭教師さん!」
女生徒と改めこはるが絵里の上から降り、立ち上がるように手を差し伸べてくる。
絵里「ありがとうこはるちゃん。とりあえず、宿泊先とかあるかな....道知ってる人探さないと」
絵里はその手を使って立ち上がり、これからの行動を考える。
こはる「固く考えすぎっすよ、家庭教師さん。こういう時は、当たって砕けろっす!!」
するとこはるは、急に走り出した。
絵里「ちょっと待ってよこはるちゃん......!」
絵里も遅れて後を追う。不意にこはるは足を止めた。
絵里「こはるちゃん、どうしたの........?」
こはる「家庭教師さん、気をつけた方がいいっす。足元に小さいトゲがあるっす」
絵里が目を凝らすと、微かに突起物が出ていた。
絵里「........ほんとだ。目良いんだね」
こはる「コンタクトなんで!」
こはるは自慢げな顔で絵里に返した。
絵里「(それって、高らかに言うこと......?!)」
絵里は少し困惑したが、この雰囲気に安堵している所もあった。
こはる「この棘作った人なら何か知ってるかもっすね。
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