3人が本棚に入れています
本棚に追加
絵里は溜息をつきながら、事の発端を話した。
__________________________
冬斗「そうだったんですね」
冬弥「冬斗達が此方に来た時と同じものが出てきたな」
絵里(とこはる)の話に青柳2人が頷く中。
知歩「なんでこーちゃんに『知歩の家庭教師』って言わなかったんですか?」
知歩は絵里に問い詰めていた。
絵里「・・・・・・こはるちゃんが知歩ちゃんの級友(クラスメイト)って知らなかったし、知歩ちゃんを知らなかったら余計怪しまれそうだし.....」
隼人と喧嘩していた時の声はどこへやら。
弱々しい声で訳を話した。
こはる「そんなに考え過ぎなくて良いんすよ。私、ちょっと楽しかったっす!」
こはるの言葉に、絵里は困ったような笑みを浮かべた。
その横で一音は神妙な顔つきで考え込んでいた。
一音「........何か、おかしい。私たちがこっちに来た時間は大体午後1時。現実では1時間経っているのに、今の時刻は.......」
一音は全てを言わず、冬弥の家にある時計を指す。
隼人「1時20分?!」
冬斗「現実とここじゃ、時間の流れが違う......?」
最初のコメントを投稿しよう!