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石を持っていた手はいつの間にか入場券(チケット)を握りしめていた。
陽「何これ。娯楽施設(テーマパーク)の.......入場券?」
それなら楽しそうな騒がしい声にも納得がいく。
まゆ「なんで、こんなところに?私たちはさっきまで大学にいたのに......」
まゆは周囲を見渡してみた。背の低い鮮やかな髪色を持つ、少女と目が合った。
その少女は2人の元へ走ってきて、笑顔で話しかけた。
少女「ようこそ、あたし達の遊園地へ!!」
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その頃、現実、中学で。
2人の女生徒が共に、中学校へ登校していた。
優「まっつり~!おはよっ」
まつり「おはよう、優」
それぞれ優とまつりという名の2人は、楽しそうに会話をしながら教室へ向かう。
優「まつり、聞いた?!昨日、2年生の生徒5人と来賓の人1人が『神隠し』にあったって事件!」
階段を上がる最中、優が意気揚々にまつりに話しかける。
まつり「昨日からずっと騒ぎになってるよね。.......ていうか、『神隠し』って何?」
優「まつり、知らないの?神隠しって言うのは_」
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