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目はその場で食べると美味しい
あたしは、動けなくなる。
殺人鬼は、あたしを、殴る。殴る。殴る。殴る。それも、お腹を集中して殴る。
「ゴハッ!ゴブッ!」
「逃げようと大声出したな?そして、玄関ドアまで行き、逃げようとした」
殺人鬼は、再び、髪の毛を掴む。
「死にたいらしいな?今、殺してやるぞ
。覚悟はいいな?」
あたしは、息を整えて、言う。
最後なら、言いたい事言って死んでやる!
「女の子、しかも、無抵抗の人間しか、いたぶって喜ぶ変態弱虫!!!!お前なんて、惨めな死に方してしまえ!!バ〜カ!!!!」
殺人鬼は、アイスピックを取り出し、あたしの顔、右目に突き刺す!!
「ぎっ!?いぎ!?」
グリグリと抉る。
鼻がツーンとする痛みが走る。
「ああぁ〜!!!!痛い!!!!!痛いよ!?!パパ、ママ、助けて!!!!」
そして、あたしの右目を抉り出した、殺人鬼は、目玉を口に放り込んだ。
モグモグと食べている。
本当に、人間を食べているんだ。
嘘じゃあない!!この殺人鬼は、人間を食用としてるんだ!!!!
「あぁ〜!!あたしの目ん玉食べた!!!!か、返してよ!!!」
モグモグ、ゴクンと殺人鬼は飲み込んだ。
「生物の、目ん玉は、生きてる時が美味いんだ。さぁ、次は、左の目玉だ」
あたしは、後ろに下がる。
抉られた右目が、ツーンと辛いものを食べたことがある、あの、感覚が襲う。
「さぁ、次は左目だ」
速い動きで、あたしに近づく。
そして、左目を突き刺す。
あまりの速さに対応できなかった。
「いぎ?!い、だい!!痛い!!!!!!」
そして、左目も失った。
黒、暗闇しか見えない。
あたしは、両目を失う。
「ねぇ?今、どんな気持ちだい?暗闇しか見えないよね?教えてよ?」
「くたばれ!!!!人殺し!!!!」
それが、あたしの終わり。断末魔のように叫んで、意識が無くなった。
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