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逃げようとした娘
あたし、柊ウテナは、殺人鬼に監禁された。友達の響カエデちゃんに売られたのだ。そして、強姦と拷問を受けた。
カエデちゃんは、そんなあたしを、救うため、殺人鬼の行為を止め、殺人鬼を怒らせ、右膝を電動ドリルで貫かれて、気を失った。
お腹空いた。
殺人鬼は、あたしのために、コンビニまで、ラーメンを買いに出かける。
手足拘束と口枷をされ、ある程度動ける。
殺人鬼は出かける前に言う。
「逃げようとしたら、即、殺すからね?分かった?」
あたしは頷く。
そして、殺人鬼が出ていったのを確認し、行動する。
待ってて、カエデちゃん!!必ず、助けるからね?
とりあえず、口枷を外そうとした。だが、固くて取れない。
そういえば、工具箱があったな?
なにかあるはず!
あたしは、四つん這いで移動する。
すると、ペンチを見つけた。
そして、不自由な手を使い、口枷を壊した。
パチン!!と音をたて、破壊した。
「や、やったっす!!!これで大声出せるっす!!」
あたしは、いや、あたし達は助かる!!!!大声は、自信あるのだ。だから逃げようと、大声で怒鳴る。
「だ、誰か!!!!助けてください!!!!お願いします!!!!殺人鬼に殺される!!!!!!ねぇ、誰か助けて!!!!!!」
全力で怒鳴る。
だが、シーンとしている。
時間、時計を見つけた。
まだ、18時00分だ。
あたり一面暗い。真っ黒だ。
おかしいな。なんで、誰も、このアパートの部屋を訪ねないの?
あたりは、黒い。
いや、暗い。
「仕方ないっす!このペンチで、手錠を壊すっす!!」
とりあえず、足の手錠を壊すことにした。
だが、固くて取れない。手も不自由だから、イライラした。
早く逃げないと、また、あの殺人鬼に、拷問される!!!!
人間、馬鹿力は、危険な時、現れる。ガチャン!!と足の手錠が壊れた。
「よし!!足が動けるなら、このまま、玄関ドアまで、行くっすよ!!」
フラフラしながら、玄関ドアまで行く。
ドアノブは、鍵がかかっていた。
あたしは、鍵を見る。
そして、解除する。
ガチャンと開いた気がした。
「やったー!!」
そして、ドアノブを握り、開けた。
自由だ!!やった〜っす!!!
あの殺人鬼が目の前にいた。
あたしは驚く。
「ひっ!?」
殺人鬼は、黒い穴のような瞳で、あたしのお腹を殴る。
「ゴブッ?!」
あたしは、後ろに倒れた。
ガチャン!!ガチャン!!と鍵をかける音がする。
あたしは、モロにお腹に拳を喰らい、息を整えようとするが、殺人鬼は、蹴りをお腹に喰らわす。
「ゴハッ?!」
お腹を守る。
遅いかもしれないが、身体を包ませて、防御する。
殺人鬼は、信じられない力で、あたしの髪の毛を掴む。
「い、いだ!!!痛いっすよ!!やめてっす!!!!」
殺人鬼はしゃべる。
「顔を見ろ。私の顔を見ろよ」
あたしは、怖くて、見れなかった。
「見ろと言ってんだよ!!」
おそろおそろと、見る。
黒い穴の目に、驚く。
怒りだと分かった。
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