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「この言葉って人間型戦闘ロボの真理をついてるんだぜ」 「HSは仏型戦闘ロボだろ」  エドはミゲルのツッコミをスルーし、話を続ける。 「戦闘の要になるアームの構造は真剣に考える必要はあるが、脚って役に立たないんだよなぁ。メリットよりもデメリットの方が多いし」 「……なんで脚をつけたんだ?」  エドの説明を聞き、ミゲルはそう質問せざるをえなかった。 「脚が一番カッコいいからに決まってるだろっ! 例えば……四輪の大型仏戦闘ロボが宇宙でビームソードをブンブンと振り回している姿を想像してみろ! カッコ悪いだろ!」 「宇宙でおよそ1000本のアームをブンブンと振り回している姿も決してカッコいいとは言えないぞ」  ポクポクポクポク……チーン。  ポクポクポクポク……チーン。  2人の会話を遮るように、警報が鳴り出した。 「くッ……こんな時に敵のおでましか。今日は市民プールで背泳ぎの練習しようと思ってたのに……」  木魚の知らせを耳にしたエドは、口元をギュッと結び、肩に掛けてあった浮き輪を握りしめた。 『隕石ファンクラブ襲来、隕石ファンクラブ襲来。パイロットは各自戦闘態勢に入り、待機せよ』  木魚の警報とともに、放送が響き渡る。
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