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第0話 出会い
〜都内某所〜
「なんで、、、はよせな」
そう言うとその男性はトレンチコートをバサリト後ろに払い車に乗り込んだ
乗り込むとすぐに電話が掛かってきた
「おい、失黒なにするきだ」
失黒は怒り口調のまま話した
「なんであれが、あれを、見逃していいわけないだろ」
時は遡り役10時間前
ある子供を攫った犯人から犯行声明があった
「土方 実奈ちゃんという3歳の女の子を誘拐した。もし、この犯行声明を聞いて動いたものがいた場合、この子の体に埋め込んだチップで体の中を丸焦げにする。精々頑張れ」
電話の男は繰り返し電話した
「動くな失黒、その子の」
また声を荒らげて失黒が話した
「為になるか。人のため世の中のために俺は警官になったんだ、こんな1人の女の子も救えないなら俺は、警察を辞める」
勢いよく電話を切った
休む暇もなく窓ガラスをコンコンと叩かれた
「やぁ、失黒警部」
「明白さん、私今警察を辞めたんです、なんでもただの失黒ですよ」
そう言い苦笑した。そうすると
「失黒さん、バイク乗れ」
「なんでや?」
「あの子救いに行くぞ」
そう言いバイクを思いっきり排気音をおったてて出た
「ばしょ、分かるんですか?明白さん?」
「わかる!俺の部下を信じろ!」
そう言うとニヤッと笑った。そのまま廃工場まで着いて4人くらいの人がこっちに歩いてきた
「明白さん、ここで間違えないです、全員配置に着きました。何時でもあの子を助けれます」
「長岡!ありがとな、失黒さん、見といてくださいね」
そう言うとコンテナの中に入った、それはほんとに一瞬で目にも止まらない速さで女の子を救出したのであった。
「あんた、まだ辞表だしてないんだろ、もし辞めるなら、これ最後の仕事だ、その子をたのむ」
失黒ははっきりとした口調で答えた
「わかりました、お引き受けいたします。ほんとにありがとうございます。」
そうし、全てを終え辞表を提出した失黒が警視庁からでてきた
「明白さん、ほんとにありがとうございます。あなたのおかげで日本の未来の女の子をひとり守れました。」
そうするとにこやかに明白が声をかけた
「失黒さんよ、これからどうするんだ?」
そうすると冬風に打たれながら失黒はなんとも言えない顔で答えた
「僕案外コーヒー好きなんです、どっかで喫茶店でもって」
そうすると明白が背中を大きくして話た
「あんたみたいな人は、こんなところで終わっちゃダメだ、俺と一緒に探偵やろ、失黒さん、ここで終わらせちゃダメだ」
冬の匂いが漂う中、彼の人生二幕が始まる
〜日本のどこかにて〜
日本には珍しく、荒れ果てて最早砂漠のような場所であった、そんな所で
歳の取っている老人が首を傾げながら尋ねてきた
「おまえさん、どこの国の人だい?」
何色とも言い難い髪色と髪型をした人がボソボソと答えた
「………人だ」
そうすると老人は安堵したように言った
「そうか、生き残りか、、結局お前さんたちは何がしたかったんだい?」
聞かれた男性は答えた
「私たちは何がしたかったんだろ」
老人が急に血相を変えて声を荒らげながら叫んだ
「あんた、、██ ███か?」
老人が何かをもごもご言ったそのあと
男性は隣りの仲間らしき人に話し始めた
「嶋根、あとは頼む」
そうすると嶋根と呼ばれた男は銃を取り出し老人を一発で撃ち殺した
嶋根という男に指示した男が呟いた
「何がしたかったか、、なんだろうな、
今度来る時までに考えておくよ」
テレビからノイズ混じりで音声が流れた
「今日は2005年11月10日夕方の情報番組のお時間です」
※次回第1話 君との幸せ
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