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2つ目:渋谷トイレツアーをする(その1)
--<評価>---------------
難易度:低
メリット:お金が掛からない
デメリット:達成感が低め
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これを「死ぬまでにやってみたかったこと」にカウントしていいのか?
まあ、「死ぬまでにやってみたかった10個」と限定していないので、こういうのもアリだろう。
個人的には「死ぬまでにやってみたかった1000個」くらいのレベルで書いている。半分以上が下らない内容だがご了承いただきたい。
ということで、第二弾がスタート!
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渋谷トイレツアーが外国人の間で流行っているらしい。だから、全17カ所を巡ってみることにした。
渋谷トイレツアーはテレビ番組などで見たことがある人もいると思う。
世界で活躍する16人のクリエイターによって東京・渋谷にある17カ所の公共トイレを誰もが快適に使用できるトイレに生まれ変わらせた「THE TOKYO TOILET」。
その個性豊かなトイレを巡る「THE TOKYO TOILET SHUTTLE TOUR」が2024年3月から開始されている。
https://campaign.nearme.jp/thetokyotoilet
東コースと西コースに分かれていて、運行は週2回(木曜日と土曜日)、料金は各4,950円、所要時間は2~3時間だ。
週2回のツアーに参加するわけにいかないので、自転車で回ってきた。
この旅のお供はこちらの自転車。
ミニベロといわれる折り畳み自転車で、これはBD-1(今のBirdy)というもの。
ちなみに、小径車のことを「ミニベロ」というのだが、個人的には「折り畳み自転車」との差がよく分からない。
何となく値段が高いのが「ミニベロ」、安いのが「折り畳み自転車」なのだろうか?
10年前くらいに買ったBD-1(今のBirdy)は20万円くらいだった。いまホームページを見たら30万円に上がっていた。こういうときにインフレを感じる。
さて、話を渋谷トイレツアーに戻そう。
17カ所の公共トイレを回るのに約3時間かかった。
まず、17カ所の公共トイレの所在地をマップにプロットするとこんな感じだ。
笹塚周辺、明治神宮周辺、恵比寿周辺に偏っている。
中でも笹塚は私の生活圏にない。
渋谷トイレツアーをしなかったら、一生笹塚に行かなかったかもしれない。
全部紹介してもいいのだが、なんせ数が多い。
ここでは印象に残ったトイレだけを紹介することにしよう。
今回紹介するのは以下の7つのトイレだ!
1.七号通り公園トイレ
2.西参道公衆トイレ
3.神宮前公衆トイレ
4.はるのおがわ 代々木深町小公園トイレ
5.鍋島松濤公園トイレ
6.東三丁目公衆トイレ
7.広尾東公園トイレ
※地図に番号を表示しています。
さて、7つの公共トイレを順番に紹介していこう。
1.七号通り公園トイレ
七号通り公園に入ると巨大な白い物体が見えた。
ドラゴンボールのカプセルハウスを彷彿させるフォルム。
こちらは、クリエイターの佐藤カズーさんの作品だ。
入口がないから、とりあえず裏に回ってみた。
裏にはこんな感じの入り口があった。
コンセプトは「手をつかわないトイレ」で、声でドアの開閉ができるように設計されているようだ。
※トイレの中に入らなかったので、詳しいことは分かりません。
トイレでの排泄と手洗いの動作の時に手を使わなくて良いから視覚障がい者が利用しやすい。
非接触で完結する技術を利用しているから、感染症対策に敏感な清掃業や医療従事者にもありがたい。
これはいいトイレだと思う。
トイレの機能はともかく、「どんな入口なんだろう?」と裏に回ってみたいはずだ。
そういう意味で、意外性のあるトイレだと思う。
2.西参道公衆トイレ
次のトイレを紹介しよう。
首都高の横にポツンとあった。
このトイレは交通量の多い道路沿いにある。
私が前を通った時はタクシー運転手さんが利用していたけど、このトイレを利用する人が多いとは思えない。
さて、このトイレは建築家の藤本壮介さんの作品だ。
器をコンセプトに制作されたらしい。
流線形のカーブが美しいトイレだ。
このトイレの面白いところは蛇口。
遠くからだと見にくいので、少し寄った写真を掲載しよう。
見えるだろうか? 手洗いの蛇口が壁に付いている。
手洗い場の高さを幾つも用意することによって、子供からお年寄りがコミュニケーションをとるきっかけにしたかったそうだ。
なかなか面白い発想だと思う。
願わくば、人通りの多いところに設置してあげたかったところだ。
<その2につづく>
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