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2つ目:渋谷トイレツアーをする(その2)
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難易度:低
メリット:お金が掛からない
デメリット:達成感が低め
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3.神宮前公衆トイレ
次はZ旗で有名な東郷神社の近くのトイレだ。
原宿駅からすぐの場所にある。
私はここに辿り着くまで、人ごみに紛れながら自転車を漕いでいた。
原宿といえば……このトイレはファッションデザイナーのNIGOさんの作品だ。
NIGOさんは「A BATHING APE」を立ち上げたデザイナーで、KENZOのアーティスティック・ディレクターにも就任している超有名人。
ちなみに、NIGOは藤原ヒロシさんに似ていて「藤原ヒロシ2号」と呼ばれていたことからきている。
2号→NIGO
この話は有名だろう。
さて、こちらがトイレの写真。
これは昔の公衆トイレのイメージに近い。カラーリングだけ今風な感じにしたもの。
17カ所で一番シンプルなデザインだ。
ちなみに、私の家から徒歩圏内に「目黒区営青葉台一丁目アパート」という建物がある。このトイレとカラーリングが似ている。
だからどうした……という話なのだが。
さて、次だ。次……
4.はるのおがわ 代々木深町小公園トイレ
これのトイレは有名だろう。見たことある人も多いと思う。
「はるのおがわ」と「代々木深町小公園」に色違いのトイレがそれぞれ設置されている。
この2つは建築家の坂茂さんの作品だ。
トイレに入る前に中が綺麗かどうか、誰もいないか確認できる。
防犯面(誰か危険人物が潜んでいないか?)と清潔性(内部が汚れていないか?)を追求したトイレがコンセプトらしい。
透明なので2つをチェックすることができる。そういう意味で機能的なトイレといえる。
海外の空港で採用してくれればいいな……と個人的には思う。
さて、このトイレは人が入っていないときは透明のガラス。
※「はるのおがわ」のトイレ
中に入ってロックするとこんなスモークが掛かる。
同じ時間帯にいた中学生(高校生?)の男子学生が入った瞬間を狙って写真を撮った。
※「はるのおがわ」のトイレ
このガラスは会社の会議室にも採用されているから、オフィスで見たことがあるかもしれない。
ちなみに、ドアをロックした状態の内部はこんな感じだ。
※「代々木深町小公園」のトイレの内部
本当に外から見えないのか?
もし、現地に行ったら試してほしい。
5.鍋島松濤公園トイレ
このトイレも有名だろう。
建築家の隈研吾さんの作品だ。
隈研吾さんといえば、白いTシャツを着たその辺にいるオジサン……そういうイメージしかない。
隈研吾さんの映像を見ていて「このオッサン、英語話せるんやなー」と妻と話した記憶がある。
さて、このトイレは「トイレの村」をイメージしたそうだ。
そして、この場所は日本有数のお金持ちが住む場所「松濤(しょうとう)」。
松濤はかなり不便な場所にある。最寄り駅は「渋谷駅」だけど、歩くとかなり掛かる。
この辺りに住んでいる人は電車に乗らないんだろうな……と思う。
私が行った時には、外国人の幼稚園児たちが保母さんに連れられて遊んでいた。
金持ちの子供たちだ。
金持ちの子供が写真に写ると面倒だ。
幼稚園児が映りこまないように、慎重に撮影した写真がこちら。
「トイレの村」の通路はこんな感じ。草がボーボーに生えていた。
夏が近くなったのか、ハチが何匹かいた。
これからもっとハチの数が増えると思うので、このトイレを使う人は気を付けてほしい。
6.東三丁目公衆トイレ
次はJR山手線の線路沿いにある赤いトイレ。
とにかく目を引く。
こちらはプロダクトデザイナーの田村奈穂さんの作品だ。
※人が映ってしまいました。遠くからだから大丈夫ですよね。
さて、このトイレが面白いなと思ったのは、別の確度からだと赤い箱(コンテナ?)にしか見えないところだ。
こっちからだとコンテナに見える。
「あの赤いの何だろ?」と歩いていて「あー、トイレかー」となるパターン。
なかなか面白い。
7.広尾東公園トイレ
次は広尾ガーデンヒルズの横に設置されたトイレだ。
まぁ、こちらも松濤に並ぶ金持ちエリア。
最寄り駅が日比谷線広尾駅一択、という不便さを気にしなければアリかもしれない。
こちらはクリエイティブディレクターの後智仁さんの作品だ。
入口の方はこんな感じになっている。
裏に回るとディスプレイがあって映像が流れている。
近未来的なトイレでカッコイイ。
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以上が「死ぬまでにやってみたかったこと」の2つ目「渋谷トイレツアー」についてだ。評価はこちら。
--<評価>---------------
難易度:低
メリット:お金が掛からない
デメリット:達成感が低め
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東京在住で暇な人がいれば、トイレツアーに出かけてみてはどうだろうか?
それでは、検討を祈る!
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