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「ふーん、真木さんて人気あるのに」
「え? 真木が人気あるの? 確かに仕事はできるけど」
「ありますよ。かなり」
かなり??
「あの服装にで自分にも他人にも興味がない真木が? どうして?」
意外すぎて目を丸くして優希ちゃんに尋ねると、彼女は信じられないような表情を浮かべた。
「本当に朱莉さん、あのろくでもない彼氏しか見てなかったんですね。真木さん、いつもはあんなんですけど、めちゃくちゃ有望株じゃないですか。エリートだし、身長も高いし、めっちゃイケメンだし。優しいし」
「イケメン……なの? それに優しい?」
信じられない言葉を聞いた気がして、支離滅裂に問うと、優希ちゃんは呆れたように私を見た。
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