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「あなたのことをもっと知りたいから。」
俺は戸惑いを隠せなかった。
俺に関わろうとするひとなんて誰も居なかった。
親ですら、俺を受け入れることが出来ずに捨てた。
俺はずっと孤独だった。
「明日会えたら、あなたの名前を聞いてもいいですか?」
「……ああ。」
「それではまた明日。」
彼は俺に手を振り、帰っていった。
俺にとって初めての〝約束〟
彼は俺の色になるのだろうか。
「また明日か……」
俺は空を見上げ、目を閉じた。
明日、天気になれ。
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