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「...ここは?」
ここはどこだ...白い。
何もない空間...?
「あ、起きたか。」
どこかで見たことのある顔の男だ。
なぜか...悲しくなってくる。
「ここはどこかわかるか?」
見たことある...。
「あなたたちは誰で...ここはどこですか!?」
わからないという恐怖の中、叫ぶ。
「わからないのか...自分で思い出すのが一番だ。」
は?どういうことだ。
「アンタ...名前は?」
「え、私は...私...あれ?」
忘れた...あれ...おかしい。なんで...。
ビリビリッ
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これは...記憶...?
廃工場...か?
前に立っているのは...あの男!
「え...いち。」
殺された...?
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「...。」
「俺が...殺したのか...?」
おかしい...俺が...殺した?
「俺も思い出してくれよ。」
「アンタは...。」
ビリビリッ
=====
「鍵は閉めていたはず!なんで!」
「鍵を!なぜ!!うああぁぁぁぁあ!」
噓だ...俺が...不法侵入で...?
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「そんな...。」
千田「...どうだ。」
「あ...あたしは?」
ビリビリッ
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「私は...-----のことが好きだったんだ。」
まってくれ...なんなんだ...これ。
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「なんだ...これ。」
「...思い出して、"""大林"""」
ビリビリッ
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「やめてぇぇええ!」
「"大林"ぃぃいい!」
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「十田...大林十田。」
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「お前が託されたものはなんだ!」
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「大林刑事...!」
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「お前は...大林一変だ...。」
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全部...全部思い出した。
俺自身のことも。
全部...全部俺だったんだ...。
ごめん...思い出させるために...お前たちは...。
一変「五十嵐。」
「やっぱり...お前だな。」
一変「千田。」
「...思い出せたのか。」
一変「三原」
「...ありがとう。」
一変「十影...一山...紫龍...みんな。」
みんなは、安心したような表情を浮かべた。
一変「...ありがとう。」
そう言うと...みんなは消え、視界は白に染まった。
そして...俺自身も...意識が薄れていく...。
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