第三章-Dream end-4

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駐車場―――。 広瀬はTOにより、制圧。 サンダーの攻撃を直に食らったため死亡。 そして大林一変は、全治1年の大けがを負った。 一変「...あぁ...。」 TO[これは...腕、肩、顔を骨折している。] TO[一山は...。] 6月2日11:52 午前。 大林十田(一山)の死亡確認。 大林一変は、かなりまずいな...救急搬送を。 広瀬「これが、バッドエンド...か。」 TO[動くな。] ===== 2040年6月5日10:12 午前 一変「...。」 静かな病室。 聞こえるのは、ニュースの音、風の音。 このまま、消えてしまいたい。 また、生き延びてしまった。 私は...なぜ...生き延びてしまったのか。 前に見えたのは、みんなだった。 一変「...ァ。」 会うのは何回目だろうか。 私を生きさせていたのはお前たちだったのか。 五十嵐「お疲れ様だ。」 ありがとう。 中山「待っているよ。」 すいませんでした。 紫龍「タカシをよろしくな。」 はい。 神木「...。」 お疲れ様でした。 ===== 2040年6月17日10:12 午前 一変「...アァ。」 聞こえるのはニュースだけ。 いろいろなことが外で起こっている。 私は、出れないがね。 今日は、大林一族の判決が出る。 一山...俺はお前のことが好きだったのかもしれないな。"兄弟"として。 [大林一族の判決ですが―――。] ===== 2040年9月25日10:12 午前 一変「そう...か。」 今は、五十嵐からの手紙を読んでいるところだ。 どうやら、五十嵐は零課へ入るようだ。 よかった...そして、大林という名字の差別をなくすイベントを、 五十嵐が引き継いでやっているそうだ。 一変「あり...が...とう。」 そして、清水の意識が戻った。らしい。 ===== 2040年12月23日10:12 午前 タカシ「どうですか...。」 一変「かなり、よくなっているな...。」 どうやら、もうすぐ治る。 もうすぐ一年が経つということか。 早かったな。 一変「そうか、戸塚が。」 戸塚は、高知で頑張っているらしい。 がんばれよ、戸塚。 ===== 2041年5月11日9:32 午前 麻布警察署―――。 朝垣「お疲れ様だな。」 一変「あぁ。」 警視庁はいまだに復興工事を進めている。 あぁ、厚生労働省も。 現在、零課は解体した。と、いうことになっている。 現在の零課はこんなかんじだ。 朝垣 大林 五十嵐 億満 まぁ、3ヶ月前に五十嵐が正式にここで活動するようになって、 死んでいった紫龍、広瀬は忘れない。 例え敵であっても、例え無駄死にであっても、 お前たちは立派な警察官であり、零課の一員だ。
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