第一章-Dream coming-

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大林「"大林"が一人じゃない?」 一山「そりゃそうだろ、同姓ぐらい何百といるだろ。」 千田「そう、"大林"は幾百千といる。」 五十嵐「大林一家。」 五十嵐が口にした。”大林一家”と。 なんか、物語が動いた気がする。 ここから、ここから始まる。 大林一家の謎が。 ----- 一山「今日はいろいろ分かったなー!」 五十嵐「大林一家、少し興味があるな」 千田「おれと五十嵐は、大林一家について調べるから、もう帰るわ。」 一山「おう、がんばー!」 なんか俺のせいでみんな忙しそうだ。 申し訳ない。申し分程度に俺も調べてみる。 パソコンを開き、googleを立ち上げ、こう打った。 大林「大林一家、、、、」 一山「なんか刑事みたいでかっこいいなー!俺もやる!」 一山はあんパンと牛乳を買っていった。 張り込みでもするのか?少し面白かった。 大林一家と検索したが、何もヒットしなかった。 そりゃそうか、普通の人が普通に調べても、 個人情報なんてものはポンと出てこない。 だが、ニュース記事には、いっぱいヒットした。 それは、大林容疑者と書かれた逮捕報道だった。 そして、びっくりした。俺は、見てもいいのかと困惑した。 一山「ただいまんとひひ~」 一山「大林刑事!どうかしましたk...。」 一山は、異様な画面を目の当たりにし、 驚いた。 大林「一山...これ...どういうことだよ。」 おれのパソコンには、大量の殺人事件のニュースがあった。 しかも全員、"大林"容疑者と書かれていた。 そんなこと...あるのか?おかしい。 なんなんだよ...これ。 一山「おいおい、まじかよ。五十嵐に連絡.....」 一山「!!!」 大林「どした一山?」 一山のスマホには、五十嵐のLINEが100件くらい来ていた。 しかもすべて”大林一家”の殺人事件。 これは...異様な雰囲気だ。 まるで...デスゲームでも開かれたような...そんな雰囲気だ。 一山「"大林一家"というより、一族だな。」 "大林一族" また進んだ気がした。 一体"大林一族"とは何なんだ。 そして、その存在は何のためにいるのか、 なぜ人を殺すのか。なぜ俺は殺さないのか。 夢とは何か。本当に記憶なのか。 多分、ここから物語は大きく進む...と思う。
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