第一章-Dream coming-

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どうやら”大林一族”は不定期に殺人事件を起こしているらしい。 一回目は、大林一ノ瀬。1912年(大正元年) 二人の親子を殺害した事件。 一山「大正からいるのかよ"大林"ってやつ」 大林「らしいな、続き行くぞ」 二回目、大林二宮。1926年(昭和元年) 三人の一般人を殺害した事件。 三回目、大林三郎。1989年(平成元年) 一回目と同様の事件 以下省略ー 一山「もしかして、元年だけに事件を起こしてる?」 大林「いや、平成からほぼ毎年事件を起こしてるぞ、」 一山「お、おお。まじかよ」 五十嵐「ははっ!"大林一族"は毎年、親子を殺害してるな!」 どこから入ったんだ? 鍵してたぞ? ピッキングでもしたのか? 一山「おお!確かに!」 気にすることでもないか それより、"大林一族"についてもっと詳しく調べないと。 五十嵐「千田は今、いろいろ体調が悪いからこれていない。」 大林「あと名前見てみろ。」 一山「一ノ瀬、二宮、三郎!?」 大林「あぁ、1.2.3と数字の列になっている。」 五十嵐「そういえば、大林の名前って、、、」 一山「大林一変(おおばやしいっぺん)!」 おかしいぞ、おかしい。 そんなはずはない。 今までの"大林一族"は1.2.3.と数字の列になっているはず。 なぜ急に1に戻るんだ? 五十嵐「そういえばよぉ、最近夢は見ないのか?」 大林「最近は見ない、、、、すまない」 五十嵐「まぁ、大丈夫だ、今日はもう帰るわ。」 一山「おう!」 大林「おれ、なんか疲れた、もう寝る」 一山「わかった!俺友達と遊んでくる!」 ----- 「お前んちいいよなぁ、金もあるし、いいよなぁ、」 ?「鍵は閉めていたはず!なんで!」 「お前みたいな幸せな奴はなぁ、こうだ」 ?「鍵を!なぜ!!うああぁぁぁぁあ!」 ----- まただ、久しぶりだな。この"夢" 今回は、不法侵入的な感じで殺したのか。 一山「おい!おい!大林!!!!」 大林「なんだぁ?寝起きなんだからさぁ」 一山「これ見ろ!!!!」 そこには信じがたい"事実"が一山のスマホに記されていた。 一山のスマホに書かれていた"事実"。それは、 千田が亡くなった。というものだった。 大林「なんで....」 そうだ、今日の夢。鍵...鍵! 家の中で千田は殺された! でも、誰に...。 一山「なんで、みんな死んでいくんだよ」 大林「殺された。殺人事件だ。」 一山「え?」 これは、殺人事件。おそらく"大林一族"の。 絶対そうだ。千田は、大林に殺された。 それ以外ない。 大林「俺が犯人を見つける。」 一山「え?」 大林「俺が、この殺人一族の最悪最低な一族、"大林一族"を一から変える!」 俺の名前の意味が分かった気がした。 こんなクソみたいな一族を。一から変えれるような子になれ。 お前は、大林一変だと。 そんなことを言われたような気がした。
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