第三章-Dream end-2

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現在、会議室―― 斉藤「でもよ、事変を起こした奴らだぜ?」 斉藤渚(さいとうなぎさ) 同僚で、情報処理能力が高い。 高橋「だが、我々警察として防がねばならないことがある。」 高橋連(たかはしれん) 正義感が強く、決断が速い。 木村「それで、どうするんだ?」 木村海斗(きむらかいと) ニュースばかり見ていて、状況の適応力が高い。 以上三人、僕の最強の仲間だ。 タカシ「大林刑事のいる高知へ行く。そして、仮面の男のことを伝える。」 そう、今僕が使用としていることは、大林刑事に会いに行くこと。 これが絶対項目。 そして、仮面の男を特定する。 最後に、大林一族を終わらせる。 できるかわからないが、やれることはやってみる。 斉藤「どうやって、そんな長期間遠くへ行くんだ?」 タカシ「まだ決まっていない。」 そう、そんなに長期滞在できない。 僕の有給は10日。 足りない。 最大の難関だ。 高橋「バレずに、抜け出そうとは思っていないよな?」 タカシ「それは、ない。」 くそ...。 考えろ。 考え...。 外から聞こえるテレビの音。 ニュースか。 いや、今はそんなことに気を使うな、考えろ。 [大林一変を指名手配とする。発見した場合、直ちに電話を。賞金も―――] なんだ...? 大林刑事? なんで、指名手配に? なにかしたのか...? タカシ「解散だ、大林刑事について調べるんだ。」 木村「え、」 タカシ「解散!大林刑事について調べろ!」 高橋「うい。」 急ぎ足で仕事場へ戻る。 そんな...そんなバカな...! 大林刑事が...ほかの大林と同じわけない...! パソコンで"大林一変"と調べる。 ヒットしたのは、最悪な記事ばかりだった。 ===== 大林一変、数々の賞は無駄か!? 一変が大林一族と共犯!? 一変はスパイだった!? 警察のスパイ、一変! ===== 噓だ...。 そんなの...。 絶対噓だ! 大林刑事がそんな共犯なんて...! タカシ「噓だ...!」 2040年5月18日13:04 午後 田代「はい、皆さん聞いてください!」 手をたたきながら田代本部長が言う。 田代「今日からお世話になる、平野健(ひらのたける)さんです!」 平野「よろしくおねがいします。」 今...?遅くないか? こういうものは朝一番に知らせるもんじゃないのか? 田代「そして最近、大林一族に動きがあった。」 どうやら本部長が言うには、 "十代目"大林十田(おおばやしじゅった)が生存していたらしい。 通称一山(いちやま)。 生きていたとは...まだ罪を償わせれる...! 次は必ず...必ず捕まえる...! 田代「そして、大林刑事が共犯という話も出ている。」 田代「彼は、やはり敵対するべきだった。    私は最初からそうだと思っていた!」 何を言っているんだ...? こいつは。 ふざけるな... タカシ「ふざけるなぁぁぁ!お前は大林刑事の何がわかるんだぁぁ!」
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