第三章-Dream end-2

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田代「な、なんなんだ君は!刑事の右腕だったからって調子に乗るな!」 タカシ「あんたは...何もわかってない...!     大林刑事がどれだけ辛かったか!」 そうだ。何も知らないくせに。 すぐ敵対するんじゃない! タカシ「大林刑事は...一山に友達を殺されたんだ!     そんなのと共犯するはずがない!」 田代「それが同情させるためのウソだったらどうするんだ!」 噓なんてつかない...。 なんで...なんで信じてくれないんだよ。 タカシ「僕はもう辞めます。では―――」 田代「お、、おい!」 こんな人たちと一緒に働く意味はない。 僕のお爺ちゃんも大林一族に殺されたんだ。 大林刑事はもっと辛いだろうに。 くそったれが。 タカシ「それでは、こことはもうおさらばですね。」 一生戻ることはないだろう。 まぁでも、これで縛りはなくなった。 これで、何の許可もいらずに高知へ行ける。 タカシ「なぁ、お前ら。」 高橋「そうだな。」 木村「ああ。」 斉藤「おう。」 今からすること、それは成田空港から高知空港行きの飛行機へ乗る。 そして、高知警察署へ移動。 大林刑事を捜す。 この流れだ。 木村「だが、強風で飛行機は欠航してるぞ。」 ならば、面倒だが。 斉藤「新幹線になるな。」 新幹線の場合、のぞみで岡山駅へ出て"JR特急南風"に乗り換え、 高知駅へ向かわなければならない。 遠回りだが、これで行くしかないな。 タカシ「もしもし、麻布警察署前に一台お願いします。」 タクシーで駅まで行こう。 2040年5月18日13:24 午後 10分ほどしてタクシーが到着。 「ご乗車ありがとうございます。」 タカシ「広尾駅まで。」 「了解しました。」 窓から見える人たち。 みんな、大林刑事を探しているのか。 金に目がないなぁ、本当に。 スマホで大林刑事を調べる。 ===== 賞金は100万円!? 大林一変を見つけたら直ちに警察へ連絡を! これで君も大金GET!!! ===== 100万円なんて...ウソだ。 そんな大金を国民に渡すわけない。 それを鵜吞みにする国民たち...。 バカだ。 木村「大林刑事は、本当に味方なんだよな。」 タカシ「ああ。」 大林刑事は、敵なんかじゃない。 ----- そして、高知まで移動。 かなり時間がかかったが、無事到着した。 警察が警備を固めている。 何やら物々しい雰囲気だ。 2040年5月18日20:24 午後 タカシ「お久しぶりですね、大林刑事。」 大林「あぁ。」
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