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どうやら、千田が残した文から読み取るに、
犯人、つまり大林一族の一人が俺たちの近くにいるらしい。
一体誰だ、千田はおそらく犯人を知ってしまったから殺された。
そして、千田は家の中で殺された。
ピッキングがうまいのか。
一山「ただいまるまるもりもり~」
大林「おかえり。元気しかないのかお前は、」
一山「明るくいかないとね!犯人は見つかった?」
大林「まぁ、大体の情報は集まった。」
でも、ピッキングがうまい奴なんて俺の周りには...。
わかったぞ、犯人は五十嵐かもしれない。
前回も、前々回も、毎回五十嵐が俺の家に入るとこを見ていない。
家のカギ!
一昨日の夢につながったぞ!
一昨日の夢にいた殺された人が千田だとすると。
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五十嵐「お前んちいいよなぁ、金もあるし、いいよなぁ、」
千田「鍵は閉めていたはず!なんで!」
五十嵐「お前みたいな幸せな奴はなぁ、こうだ」
千田「鍵を!なぜ!!うああぁぁぁぁあ!」
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俺は、一昨日の夢のメモを取り出し、セリフの横に名前を書いた。
大林「こうなるな。」
一山「でも五十嵐は、東大医学部卒業のエリートだろ?金もあるだろ。」
大林「でも、犯人は、、、五十嵐かもしれない。」
一山「なんで!?」
五十嵐にはアリバイがいくつかある。
まず最初に、俺の家に入る瞬間を見たやつは誰一人としていない。
おそらく、お得意のピッキングだろう。
二つ目、東大医学部の合格者に五十嵐押なんてやつはいない。
三つ目、千田は家で殺された。
最後に千田と一緒に家にいたのが五十嵐だ。
前々回家に集まった時、千田はこういった。
「おれと五十嵐は、大林一家について調べるから、もう帰るわ。」
といった。家で調べているときに、犯人が五十嵐と分かり
現行犯で殺された。これが俺の推理。
一山「おお!さすが大林刑事!」
大林「五十嵐に家へ来いと連絡してくれ、、」
一山「じゃぁ電話で!」
大林「頼む」
「おかけになった電話番号は現在使われておりません」
大林「!?」
一山「!?」
コイツだ...。絶対こいつが犯人だ。
それ以外ない。
くそっ、逃げられたのか。
だが、犯人は見つかった。
これは大きな一歩だ、大林一族を変える一歩に。
一山「でもよー、名字が違うじゃんかー」
大林「いっただろ、東大医学部の合格者に五十嵐押なんてやつはいない。」
一山「あ、そうか!五十嵐は偽名ってこと?」
そう、五十嵐は、たぶん偽名。
押についてはわからない。
一山「なぁ、押って...。」
大林「?」
一山「八画だよ...。」
そういえば、俺の年代だと、大林一族は今八代目!
分かった。千田の、漢数字にとらわれるなの意味が。
今わかった。
画数だったのか...。
ありがとう。千田それしか言葉が見つからない。
大林「千田の死は無駄じゃない。五十嵐押を見つける。」
一山「おう!このまま大林一族を終わらせよう!」
大林「よし、行くか...。」
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令和六年6月26日10:23
"五十嵐押"の捜索を開始する。
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