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居場所-不明。
そこには、二人の男がいた。
工場のような場所で、パイプが見え隠れしている。
「あぁあー、一山が確保されちゃった。」
「そうですか...一山はいい仕事しましたよ。」
「....そうだね、それに残機はいくらでもいるしね。」
鈴木「さて、動こうか...神谷君。」
神谷「はい、鈴木さん。」
まず最初にすること...。
仲間探しかぁ。
どうやって仲間探そう。
まぁ、とりあえず外に出ようか。
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東京都港区 西麻布横丁
通りゆく人たち皆、スマホを眺めている。
神谷「みんな、俺たちのサイトに釘付けですね。」
鈴木「なるほどね...。」
国民は、我々のサイトを閲覧している。
ということは...サイトに上げれば...。
簡単じゃないかぁ、そうかそうか。
鈴木「戻るよ、神谷君。」
神谷「え。」
戸惑ったように彼は私についてきた。
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鈴木「ってことで、よろしく。」
神谷「あ...はい。でも、これ警察にバレるんじゃ...?」
鈴木「工夫だよ。」
神谷「...?」
2040年5月21日5:00 午前
例のサイトへ書き込みをした。
この国に不満を持った者たちの覚悟を見る文だ。
こんな...クソみたいな政治を。
=====
見ているか。
この国に不満を持った者たち。
我々はこの国を変える、君たちは手伝えるか?
本気でこの国に不満を持つ者たちよ、
哀れ、怒れ、集え。
住所と日時はこうだ。
"ukotanim nabuujubaza emuoyt2 f-1 前"
5/25 正午0:00
覚悟のあるものだけ集うことができるだろう。
=====
神谷「なるほど...暗号にするんですね。」
鈴木「立った少しの工夫さえすれば、簡単にバレるようにはならない。」
それで...こんな書き込み一つで仲間が集まるのだろうか。
かなり難しい暗号だけど...。
鈴木「まぁ、大丈夫でしょ。」
軽いなぁ...まぁ、鈴木さんらしいかな。
2040年5月25日0:00 正午
集合当日、集合時間。
そこには、意外にも6人ほどの人がいた。
神谷「まじか...。」
鈴木「ね?いっただろう?」
神谷の耳元でワクワクしたような声で囁く。
ここにいるのは、
青いジャージの男。
ジーパンで赤いTシャツの男。
黒いズボンに黒い服の男。
赤いジャージの男。
黒いズボンに白いTシャツの男。
白いズボンに白い服の女。
さて、集まったことだし。
もう始めちゃおうかな。
深呼吸をし、深く息を吸ってから声を出す。
鈴木「よくわかったねぇ、みんな。」
鈴木「網代公園前だなんて。」
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