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網代公園前
そう、あの暗号の意味。
集合場所の真実。
それは、網代公園前だ。
暗号の解き方はこうだ。
最初に、網代公園の住所は東京都港区麻布十番2丁目15-1 である。
次に、"ukotanim nabuujubaza emuoyt2 f-1 前"の意味だ。
最初の英語を反対にすると、
"2tyoume azabujuuban minatoku"になる。
これは、読んでみるとローマ字となっていることがわかる。
従って、日本語に直すと2丁目 麻布十番 港区となる。
ここで、かなり範囲を絞ることができる。
そして、"f-1"は16進数であらわされており、これを10進数に直すと。
15-1となり、つなげると東京都港区麻布十番2丁目15-1となり、
最後に、"前"つなげると網代公園前の住所が現れる。
「かなりムズかったぜ!」
赤いジャージの男が言う。
「まぁ、僕のおかげかな。」
青いジャージの男が便乗して話す。
鈴木「ここじゃアレだから、車に乗って!」
それじゃぁ、神谷君よろしくね。
ハンドサインを送り違う車に乗り込む。
私は、神谷君の運転する車を後ろからついていく。
そして、移動している場所。
そこは、我々の拠点であり、だった場所。
そう、ここは廃工場だった場所。
正式な名前、それは―――。
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2040年5月20日10:42 午前
タカシ「一ノ瀬金属工場...。」
熊谷「どしたんですか。」
自分の独り言に違和感を感じた、
熊谷巡査が声をかける。
タカシ「いや、初代大林と関係があるのかなーって。」
一ノ瀬...そうそうある名前じゃない。
少なくとも可能性はある。
熊谷「確かに、一ノ瀬金属工場ですか。」
熊谷「時間があったら調べてみますね。」
タカシ「お願いします。」
あぁ、こんなことを考えている場合じゃないな。
工場のことなんて分かっても意味ないしな。
でも、引っかかる、なにか、言葉が引っかかる。
工場か...工場...工場。
何かあるか?
............あった!
もしかしたら...そうかもしれない...!
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2040年5月20日10:42 午前-同時刻
大林一変の部屋。
大林「はぁ...はぁ。」
なんなんだよ。
なんで、一人にしてくれないんだよ。
なんで、なんで終わらせてくれないんだよ。
ふざけるな...。俺はもう諦めたい...!
一山...お前は、いい仕事をしたんだと思う。
よかったな...最後に職務を全うできて。
バンバン
タカシ「大林刑事!大林刑事!?」
ドア越しに聞こえる五十嵐の声。
やめてくれ。
もう、嫌なんだ。
うるさい...。
大林「どっか行けよォ!」
バコン
近くにあった写真立てをドアへ投げる。
暗い、一人の部屋で。
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