第三章-Dream end-3

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朝垣「爆発音...!?」 タカシ「廃工場だ...。」 そんな...爆弾を...仕掛けていたなんて。 ふざけるな...。 朝垣「なに?廃工場か!?」 タカシ「多分、廃工場が、一ノ瀬金属工場が...。」 朝垣「...クソ!」 一ノ瀬金属工場 通称:廃工場 2度目の爆発により、全壊。 そして、斉藤、有田、木村、高橋、 以上4名の死亡。 2040年5月30日9:16 午前 紫龍「...そうか。朝垣、どうする。」 深く考えたのち、朝垣刑事が放ったのは。 朝垣「黒田工場に機動隊を要請、配備、配置につかせろ!」 紫龍「聞いたかァ!急げ!」 「はい!」 廃工場はもう、何もない。 考えることはない。 今は、明日の攻撃に備えるのみ。 広瀬「ついでに、SATもいつでも出れるようにしておくように。」 「はい。」 さて、僕は黒田工場に行くとするか。 社長の機嫌を取るとしよう。 タカシ「戸塚も来て。」 戸塚「あ、はい。」 2040年5月30日10:06 午前 黒田工場へ着いた。 現在は、社長のいる場所へ向かっている。 黒田工場は全3階あり、 一階は、金属加工をする本格的な場所。 二階は、食堂や会議室。 三階は、実験室と社長室がある。 問題が多い工場のくせに、無駄にいい構造をしている。 なぜ、問題が起きるのだろうか。 一見、問題なさそうなホワイト企業に見えるのに。 そんな疑問を持ちつつ、社長室へ向かう。 戸塚「なんですか...それ。」 タカシ「あぁ、手土産だ...アイツはうるさいからな。」 話しているうちに、社長室前だ。 ノックをし、失礼する。 黒田「なんの用だ。」 タカシ「ご迷惑をおかけするので、つまらないものですが土産を。」 黒田「...まぁ、いいだろう。」 お土産の入った紙袋を、戸塚へ渡し、 戸塚が社長に紙袋を渡す。 黒田「しかし、こんなに機動隊やらを集めて...大げさじゃないか?」 タカシ「いや、相手は天才です。このくらいしないと簡単に消されます。」 社長がつばを飲み込んだ。 あぁ、本題を忘れていた。 こんなことはしたくないが、この人には隠れてもらわないとな。 2040年5月30日10:36 午前 黒田社長には、特性シェルターへ避難させた。 黒田工場の地下にあり、前々から設置していたシェルターだ。 そういえば...黒田工場は何をする会社なんだ? 車で移動している中、また疑問が生まれる。 タカシ「なぁ、あの工場って何を作ってるんだ?」 戸塚「わかんないです、金属の加工じゃないんですか?」 でも、何か引っかかるんだよなー。 なぜ、あんなに会社がきれいだったのか。 なぜ、問題になっているのか。 おかしいな...。 なにか...隠してるんじゃないのか?
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