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鈴木「まぁ、作戦は完璧かな。」
神谷「でも、俺らって必要ないんじゃ?」
鈴木「一応...ね?」
作戦はこうだ。
きっと、黒田工場の周りにはニュースのヘリコプターが来る。
そのヘリコプターに乗り込み、ジャックする。
これは、高野君にしてもらう。
あの子は詐欺が得意らしい、なんとかごまかせるだろう。
そして、そのヘリを墜落させる。
もちろん、ヘリには爆弾を大量に積む。
が、そう簡単に黒田工場へ墜落させることはできない。
だから、並木君の力でヘリを制御する。
最後に、警察に気づかれてはおしまいだ。
なので、並木君が警察の無線、拡声機をダウンさせる。
彼はすごい。いい仲間を手に入れたよ。
鈴木「じゃぁ、移動開始!」
2040年5月31日10:40 午前
廃墟内―――
並木「あー、なるほど。」
パソコンを開き、ジャックを開始する。
画面には、0と1。
そして、英語で何か書かれていた。
並木「簡単だ。」
2040年5月31日11:00 午前
ヘリポート―――。
高野「なるほどなぁ、どうやってヘリに侵入するか。」
ヘリコプターのすぐ目の前だ。
今は、離陸する場所にいるのだが。
物陰に隠れている。
高野「...来い。」
一人で、機器を取りに来たカメラマンを殺害。
誰にもバレずに、入れ替わる。
そうして、高野はヘリコプターへ侵入。
2040年5月31日11:30 午前
ビルの屋上―――。
西田「おうおう!いるねぇ!機動隊さんよぉ!」
M40A6で機動隊を眺める。
いつでも撃てる状況だ。
西田「鈴木さんからは連絡ナシ...か。」
2040年5月31日11:58 午前
黒田工場付近―――。
鈴木「そろそろかなー。」
高野[ザザ鈴木さん!ヘリが暴走しだした!?]
神谷「それは、並木が操っている。」
高野[ザもうパラシュートでおりますね!]
鈴木「お疲れさーん。」
無事、爆弾は設置された。
無事、ヘリは墜落した。
無事、黒田工場は爆破した。
全て、全て完璧だ。
鈴木「皆、聞いてくれ。」
鈴木「"" 我々の勝ちだ ""」
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2040年5月31日12:01 午後
黒田工場―――。
瓦礫が散乱している。
そして、機動隊や、パトカーが瓦礫の下敷きになっている。
やられた、完全に不意を食らった。
いや、防げたかもしれない。
そうだよな...正面からくるわけない。
僕たちが、バカだった。
タカシ「...クソッたれが、大林!」
拳に爪が割れるほどの力を込めた。
その拳をがれきに押し当てた。
悔しさと、怒りが同時にやってきた。
そして、痛みも。
黒田工場爆破と同時刻。
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日本へ
これは、宣戦布告だ。
大林一族より
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